駒ケ岳の遊覧船観光で紅葉を楽しむ
2017年10月下旬に母と二人で北海道の道南エリアに旅行に出かけました。この年の9月にLCCのpeachが私の住む福岡と北海道の千歳空港間の就航を開始し、キャンペーン料金で片道4000円程と激安価格になっているのを見たのが旅行のきっかけでした。紅葉好きな母の為に、この時期の北海道で紅葉が見られるスポットを調べ、道南エリアに的を絞りました。千歳空港までは飛行機、空港から道南エリアはレンタカーで移動しました。
函館では函館スマイルタクシーさんの夜景鑑賞コース(90分)というツアーを利用しました。ホテルまで送迎して下さるし、有名な函館山の展望台だけではなく、地元のドライバーさんだからこそ知っている夜景スポットも時間ギリギリまで回って下さり、説明も上手で有意義な観光が出来ました。タクシーでの移動だったので、体力のない母も私にはありがたかったです。
また駒ケ岳麓の大沼では遊覧船観光にも参加しました。まさに見頃、圧巻の紅葉の森に包まれた大沼小沼を、とても楽しいガイドさんのお話を聞きながら船上から眺める時間は至福のひとときでした。9083万平方mもの広い敷地内にはカエデ、ヤマモミジ、などの紅葉が見られて大変人気の紅葉スポットです。
ホリデー日帰り旅行で伊豆へ行った際に食べた桜エビの釜飯にも母と驚いて完食したのですが、函館朝市で食べた新鮮な海鮮丼の美味しさにも感動しました。イクラがツヤツヤで真っ赤でどれだけ食べても飽きないくらい美味しいと思いました。あと、函館のホテルの小さな食事処で食べたタコの唐揚げが予想外に美味しかったのも覚えています。さすが北の漁場のお膝元だなと感心しました。
函館夜景鑑賞コースで案内して下さったタクシーの運転手さんや駒ケ岳の遊覧船でガイドして下さった男性の話しがとにかく上手で楽しかったです。北海道の男性の口調って全体的にのんびりしていて優しい印象を受けますが、お二方はそれにユーモアも加わって、お人柄の良さが伝わってきました。
実は私はカメラが趣味で、この旅行の時も写真を撮りまくっていたのですが、夜景鑑賞コースで函館山展望台に行った時、展望台はすごい強風で母は夜景もそこそこに屋内に戻りたいと言い出したんです。するとタクシーの運転手さんが私にそっと「お母様は僕がそばにいて、屋内のお店でも見学していますから、このままお写真撮られてて良いですよ」と言って下さって、すごく嬉しかったのを覚えています。
母との旅行は母の体調などに合わせて写真を撮る時間も限られたりするのですが、この時は助けて下さる方がいたお陰で私も思う存分キレイな函館の夜景を撮影し、良い旅の夜を過ごすことが出来ました。
北海道の広さをなめていた、ということです。道南エリア観光なのに千歳空港離発着なんて有り得ない、と北海道に詳しい方々から散々ご意見頂いていたのですが、私は日頃から長距離運転に慣れているので全然問題ない、と高を括っていました。しかし、千歳空港から初日宿泊予定の函館市内までは予想以上に遠かったです。
千歳空港から函館市内まではおよそ270キロ。しかも到着日は台風前日でかなり天候も荒れていました。不慣れな道で悪天候でしかも夜の運転なんて、今思えばかなり無謀です。幸い事故もなく無事に目的地に到着しましたが、道に迷ったりもして予定時刻は大幅に超えていました。
この夜に予定していたタクシーをチャーターした夜景鑑賞コースの予約時間にも間に合わず、連絡して急きょ時間を変更して頂く、などのご迷惑もおかけしました。自分の運転能力を過信しない、天候や道路状況など、前もって確認しておく、そして旅先では時間は十分に余裕を持って設定するなど、この旅で色々な教訓を得ました。今後に活かしていきたいと思います。
カテゴリー: